【DIYで漆喰塗りに挑戦!】いざ実際にやってみて気づいた冬の砂漆喰塗りのコツ

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

ようやく砂漆喰塗りも最終盤に差し掛かりました。

漆喰

こんな感じで、土壁に直接塗っていってます。

なにぶんガタガタの土壁に直接漆喰を塗っていくという無茶をしており、そのうえ初めての左官作業ですから、上手に塗れるわけがありません。

ただ、土蔵を蔵として、多目的に使うだけであれば、これでじゅうぶんです。

漆喰塗りを始めたときにも記事を書いたんですが、作業を進めていくうちに、ああこのほうがいいな、と方向修正を行ったところもあったので、今回はこれまでの作業のまとめにしようと思います。

DIYで漆喰塗りをされた方のブログ記事はたくさんありますが、ぼくのやり方も(へたくそな素人の仕事ぶりとして)参考にしていただければと思います。

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冬にでも作業できる砂漆喰

本来漆喰は、真冬に塗るものではありません。

なぜなら、漆喰が凍結して割れてしまうからです。

ただ、砂を混ぜると、ひび割れが起こりにくいんですね。

ぼくがやってみたところ、砂漆喰でもひび割れは起こりました。

砂漆喰を塗ってからしばらくすると、ひび割れが起こっていくんですが、そのときはまだ漆喰が乾いていません。

漆喰自体は冬の厳寒期には二日ほど経ってもまだ乾きません。

ぼくが作業している限りでは、できたひびはすべて細かいもので、コテでならすことで治りました。

ですので、砂漆喰であれば夜間マイナス4度にもなる我が家でも塗っていくことができました。

それでも、どうやらちょっとしたコツでひび割れを少なくすることができるようなので、ここに記録しておきます。

砂漆喰の配合比率

ぼくの砂漆喰作りは、こんな配合比率でやりました。

  • 消石灰20kg
  • 米のり5合ぶん
  • わらすさ両手に一杯
  • 砂を20kg

本当はもっと本格的な材料がありますが、我が家で作る場合、安くあげようと思ったらこれがいちばんでした。

うちのあたりだと消石灰20kgはホームセンターで500円程度で手に入ります。

砂も脱塩とあく抜きしたものが20kg200円ほど。

わらはうちにあるものを使うのでタダ。

お米もふのりを用意することと比べたら安くあがります。

というわけで、砂漆喰50kgを作るのにかかった費用、なんと1000円前後。

ホームセンターに売ってる、もう出来上がった漆喰を塗ればいいだけという完成品が、ぼくが見たお店で18kg13800円していたことを考えると、いかに安くあげたかおわかりいただけると思います。

ただ、うちでは道具が揃っていましたが、初めての方は、トロ箱を用意したり、漆喰を混ぜる道具やバケツ、コテなども必要になってきます。

そのあたりは考慮せず、砂漆喰にかかったお金だけで計算しますが、実際にうちの土蔵に漆喰を塗っていくと、約40平方メートルほどの壁が5000円ほどで塗れました。

プロに頼んだら、1平方メートルで5000円前後なんだそうな。

もちろん、間違いのない施工をしてもらいたければプロに頼むべきですけど、お遊びが許される場所の漆喰塗りなら、ここまで安くあげられると思えば、やってみる価値アリですよ。

でも、実際に取り掛かる場合、以下のような疑問もあるでしょう。

わらすさなんかどうやって作るんだ? 代用品はあるの?
米ノリはどうやって作るの?
配合した漆喰に水はどれくらい入れるんだ?

というわけで、そのへんのことを今から書いていきます。

わらすさの作り方

わらすさ、というのは、稲わらの繊維を細かくしたものです。これを漆喰に混ぜることで、主成分の石灰が収縮した時につなぎになって、ひび割れをふせぐことができます。

というっても、具体的な科学的なことはわかりません。よそで教えてもらったことの受け売りです(笑)

ただ、強めの木質繊維が必要だということで、本漆喰の場合は麻を使ったり、白さがほしい場合は出来上がった和紙を水に戻したりしてすさにしているようです。

和紙ですから、原材料である楮(こうぞ)を栽培しておられたらそれが使えると思いますが、楮を栽培してる人はほとんどいないでしょう(笑)

コピー用紙はさすがにちょっと繊維の強度が足りないかもなあ。やっぱり和紙とか稲わらのしっかりした繊維を使うのがいいと思います。

うちはコストをできるだけ安く上げたいので、最初は段ボールが使えるのではないかとも思ったのですが、段ボールも繊維の強度が足りず、つなぎとしては頼りないので断念しました。

というわけで、うちにある材料で作ろうと思うと、稲わらで作るわらすさを作ろうということになったのです。

わら半紙の作り方が参考になる

昭和世代はなじみがあると思うんですが、あの独特な風合いのわら半紙は、その名の通りわらを紙にしてるんですよね。

しかし今はわら半紙を作るのは逆にコストがかかって高いんだそうです。

稲わらもコンバインで畑に捨ててしまう時代で、田舎でもわらが手に入らなくて困るというのだから、わら半紙を見かけなくなるのも納得ですね。

だから学校じゃふつうのきれいな紙を使ってるらしいんですが、ぼくらが子供の頃は、学校のテストなんて全部わら半紙だった記憶があります。

さて、わらすさを手っ取り早く作るに場合、わら半紙を作る工程が参考になります。

その手順は以下の通り。

  1. 3cmくらいに切ったわらを苛性ソーダで煮溶かします。
  2. 煮溶かしたわらをミキサーで細かく砕く
  3. その繊維を和紙を作る要領ですいて乾かしてできあがり

わらすさは、この工程の2番までの状態ですね。

わらを煮溶かして細かく砕いた状態にします。

ところで本格的なことを言うと、わらは発酵させて柔らかくするのだそうです。

ただ今回は発酵させるには冬で発酵させにくいこともありますし、作業スケジュールがタイトなので時間的にも問題がありますから、発酵の過程は省略します。

苛性ソーダのかわりに重曹を使う

うちでは苛性ソーダのかわりに、重曹を使いました。

熱湯に重曹を入れると、重曹を水で溶かすよりもアルカリが強くなります。

このアルカリの強くなった溶液の中に、3cmくらいに刻んだ稲わらを入れます。

この鍋をストーブでぐつぐつぐつぐつ、数時間煮込みます。

パリパリだった稲わらが、しんなり柔らかくなります。煮えてくるうちに、なんともいえない、漢方薬のような、不思議な匂いが漂い始めます。

たぶん苛性ソーダを使えばもっと早くしっかり煮上がるんでしょうけど、重曹のほうが手に入りやすいですし、安全です。

それに重曹は一度買っておけばほかにもいろんな用途で使えますしねー(´∀`)

煮上がったらミキサーでくだく

わらが煮上がったら、ミキサーでくだいていきます。

少量のわらに少しずつ水を足しながらできるだけ細かくくだきます。

ここでしっかり時間をかけてわらをくだいて、細かい繊維にするのがコツです。

ここで手を抜くと、漆喰を塗ったときに稲わらの繊維が飛び出しやすくなります。

わらすさ

できあがったわらすさです。

きちんとはかってるわけじゃないんですが、この水にぬれた状態のわらすさを両手にこんもり盛ったくらいの量を、砂漆喰50kgに混ぜます。

砂漆喰の場合は砂自体がつなぎの役割を果たすので、すさは少なめにしましたが、ふつうの漆喰の場合はもっとたくさん混ぜ込んでもいいと思います。

では、次に米ノリを作ってみましょう。

米ノリの作り方

米は最初に1升ぶん研いで、水に漬けておきます。

数時間すると、たっぷり水を含んで柔らかくなりますので、これをミキサーにかけます。

この手順、すごい重要ですよ。

ぼく最初、炊き上げたご飯に水を混ぜてミキサーでつぶしても同じだろうと思ったんですが、のりにならず粘度が足りないので細かいヒビがたくさんでました。

最初にお米をふやかしてから、ミキサーにかける。まずこのやり方が大事です。

そうすると、こまかくくだけたお米と、真っ白な水ができあがります。

これを次は鍋で火にかけます。

ここで要注意

米ノリの粘度は相当なものです。

それに、めちゃくちゃ焦げ付きやすいです!!

なので、まず最初は少量の砕けたお米と白い水、それにしっかり水を足したうえで、とろ火で時間をかけて木べらでしっかりかき混ぜながら、どれくらいくだいたお米がねばりを出すのか、見定めましょう。

ぼくは最初、フライパンにたっぷりのくだいたお米と白い水を放り込んでそのまま強火で煮たのですが、しばらくすると糊になるより前に鍋の底だけが真っ黒に焦げ付いて、キッチン中に焦げ臭いにおいが充満しました(笑)

鍋の表面は固まることもなく真っ白な液体のままなので、最初は何が起こってるのかわかりませんでしたが、鍋の底に溜まったお米だけが焦げ付いたのです。

それに、ミキサーで砕いたときに加えた水だけだと、お米がとんでもない粘りを出してダマになりました。

とてもじゃないですが、木べらでかき回せる状況ではなくなります。

なるほど、これくらい粘らないと、漆喰のひび割れ防止にはならないのだな、とヘンなところで納得しました(笑)

なので、少量ずつ、水を足していきながら、とろ火でゆっくりかきまぜて時間をかけて米ノリを作るのがコツです。

この米ノリを5合分作って50kgの砂漆喰に使うと、ひびがずいぶん減りました。

水の分量

漆喰に混ぜる水の分量なんですが、最初の砂漆喰の分量(消石灰20kg、米のり5合ぶん、わらすさ両手に一杯、砂20kg)に対して、水8kgほどでかなり固めに作ったのですが、そうすると相当な厚塗りになってしまいました。

結局、そこから水を徐々に足していって、最終的に水量11リットルあたりにすると、塗りやすくて具合がよかったです。

砂漆喰

これは人によって、もう少し固い方がいい、もう少し柔らかい方がいい、という好みがあると思います。

うちの場合は、もともと土壁そのものがガタガタのところにべったりと塗っていくやり方なので、少し固めに仕上げた砂漆喰を厚めに塗っていくようにしました。

本当の漆喰は、1mmほどにうすーく仕上げていくというんですが、正直うちの凸凹な土壁にそのまま塗るのは無理でした(笑)

あくまで素人仕事です

ぼくのやり方、自分で見ても「あー、素人やなー」と思うような出来です。

最初の漆喰塗った画像見てもらったらおわかりいただけると思いますけど、いわゆるみなさんが想像される漆喰というより、白くて雑なコンクリートって感じ。

漆喰

この画像にもひびが入ってますが、細かいヒビはコテで抑えれば消えます。黄色いのはわらすさです。

全体的にはでこぼこの土壁に直接塗ってるので、土の色が浮かんだりもしてます。おせじにもきれいとは思いません。

正直、母屋の内装を砂漆喰でやるかといったら、いくら材料費が安いからといってもやりません。

でも何せめちゃくちゃコストが安くあがるという点でのメリットはありますから、居住する場所じゃないところの内装の見た目を改善したいという場合、選択肢にはなるんじゃないかなあとは思います。

ぼくの場合、冬の農閑期のいい仕事になりましたし(*´・ω-)b ネッ!

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