古いトラクターの爪の付け替え方

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

さて今回は、トラクターの爪を付け替えてみる話です。

オヤジから突然百姓のバトンを渡されて、トラクターもこの機種を扱うのは初めて。

さて、どうなりますことやら。

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なぜ爪を付け替えるのか

トラクターってのはふつうの車と違って、畑を耕すためにあります。

そのため、後部にはロータリーと爪がついています。このロータリーがグリングリン回って、爪を使って畑を耕すというわけです。

トラクター

で、この爪をどのように取りつけるかで、畑が「どのように耕されるか」ということが決まります。

たとえば、爪の取り付け方次第でまっ平らに平面耕にすることもできれば、畝を盛ることもできる。

最近のトラクターだと、爪を逆回転させて畝を立てることができるようですけど、我が中古のトラクターには逆転PTO機能はありません。

ではどうするかというと、爪を手動で付け替えて、平面耕にしたり畝盛りにしたりするわけです。

で、この爪の付け替えがややこしかった

理屈でいえば、爪を付け替えるだけ、という話なんです。でもこの爪の付け替えがけっこうややこしかったんですよ(笑)

爪のついてるロータリー部分には、丁寧に説明が書いてあります。

父親から、今は畝を盛る爪の配列になってる、ということなので、これを平面耕に戻したいわけです。

とりあえず、平面耕のところに書いてある爪の配列どおりにやったらええんやろ、と思いながら、ロータリーを確認する。

爪

おわかりいただけるだろうか……

画像にあった爪配列の画像と実際の爪との位置感覚がまったくわからない!(笑)

この画像だと、爪が全部、上と下、上と下の順番できれいに並んでるでしょう。

でも実際にはロータリーのあらゆる場所に不規則に爪が並んでいて、どの爪をどっちに取り付けたらいいかさっぱりわからないではありませんか!!

実はさっきの爪の画像は、悩みながらこういうことかなあ、と爪を交換してみたあとの画像です。

なんとなく爪が内と外とバラバラになってるし、たぶんこれでいけるやろー、とぼくの大雑把で悪いところが出てしまいました(笑)

これで試しに耕してみたらどうなったかというと……

でっこぼこ

なんか、でこぼこです(;´Д`)

これ、ぜんぜんダメだ。畝を盛ってしまってます。

結局、何がどう悪いのかすらわからないまま、その日はいったん撤退。

何が悪いかはっきりさせるために、家に持ち帰りました。

とりあえず、もういっぺんじっくり読もう

仕事が終わって、夜にこの説明書きを、もう一度じっくり読みました。

説明書き

爪取付要領

平面耕の場合爪取付方向はブラケットの六角穴と逆方向に曲りがくるようにしてボルトで締めつけてください。

ふむ。

畑で読んだときには「ブラケット」の意味がわからなくて、読み飛ばしたんですよね。

というわけで、「ブラケット」の意味を調べてみる。

ブラケット

括弧類、または特にそのうちの角形括弧のこと。

壁面に取り付けて照明器具などを支えるもの。また、そのように取り付けた照明器具。

はあ、つまりブラケットって、ボルトで爪を支える部分のことをさすのかもな、とここで見当がつきました。

しかし、もしそうだとしたら、これ別にブラケットって言わなくてもよかったんじゃないですか?(笑)

たぶん、今のぼくの話を聞いてもきっとみなさん、わかりづらいでしょう?

なので、さっきの言葉を少しいじってみました。

爪取付要領

平面耕の場合爪取付方向は六角穴と逆方向に曲りがくるようにしてボルトで締めつけてください。

これでわかる!!(笑)

ブラケットなんて言葉を使わないほうが明らかにわかりやすいですね~。

まあいいや。とりあえず言ってることの意味がわかりました。

これ、最初にみてた爪配列に惑わされたらダメなんですよ。

ロータリー爪

結局、考え方はものすごく単純でした。

ちょっとわかりづらいかもしれませんけど、爪をささえる六角部分をみていただくと、ボルトが出っ張ってるんですね。

この出っ張ってる方向に刃が向くようにセッティングすればいいんです。

出っ張りがない方向(六角穴の方向)に刃が向いてたら、不正解。

こういうことなんですよ!!(笑)

たったこれだけ!

平面耕にする場合は説明書きにあった「六角穴と逆方向に曲りがくるように」ということだけが重要で、爪配列だけをじーっと眺めててもそりゃ答えは出ないんですよ。

というわけで、理屈がわかれば作業は早い。

画像にある長いトルクレンチでじゃんじゃんボルトをはずして爪を付け替えました。

それでは逆に畝盛り耕をしたい場合はどうすればいいのか

この場合、平面耕のときにきちんと刃が取り付けられていれば、ロータリーの右と左の刃の位置は対称になっています。

畝を盛りたい場合は、右側の刃はすべて左を向いていて、左側の刃はすべて右側を向く。

つまりロータリーの中央に刃が向いていなければなりません。

けれど、じゃあ右側のロータリーについている右を向いた刃をそのまま取り外して、左側にひっくり返して取り換えればいいのか、というと、これは間違いです。

なぜかというと、そのやり方だと刃が土に食い込むときに、刃先から食い込んでしまうから。

実はこれはいちばん基本的な耕運機の刃を交換するときのルールなんです。

へたくそですけど絵を描いてみました。

ほんとうにへたくそな絵です(ヽ’ω`)ゲッチョリ

違いがお分かりになりますでしょうか。

矢印は、回転方向なんですが、このときに刃の向いてる方向が違うんです。

ロータリーが回転したとき、刃の背中にあたる部分が地面に当たるのが正解。

ロータリーが回転したとき、刃の先端部分から地面に刺さるような格好になるのは不正解。

さっき、右側のロータリーについている右を向いた刃をそのまま取り外して、左側にひっくり返して取り換えるのはダメだと言いましたが、それは刃の位置が不正解の形になってしまうからです。

それではどうすればいいのか。

答えは、右側のロータリーについている右を向いた刃を、左側のロータリーについている左に向いた刃と交換するのです。

平面耕の状態になった爪は、ロータリーの右と左で対称になっていますから、右側のロータリーに右向きの刃がついていれば、左側のロータリーの同じ場所には左に向いた刃があるはずです。

ロータリーの右側と左側の刃をそれぞれ対称的に交換してやれば、刃が侵入するときに刃の背中から侵入する正しい形で取り付けることができます。

もう一度爪配列をみてみましょう。

説明書き

このとき、平面耕の左下から二番目の爪は左側に反ってますよね。

で、右下から二番目の爪は右側に反ってますよね。

これを右と左の刃を取り外して、それぞれを入れ替えるのです。

これで内盛耕のやり方がおわかりいただけたのではないでしょうか。

これがわからないと仕事にならない

前にやっていたときは、耕耘爪を取り換える必要のないやり方で畑を耕していたので、爪の取り換え方は今回初めてまともに取り組みました。

わかっている方からすれば遊んでるようにみえるかもしれませんね(笑)

でも当人は大まじめに焦っていて、春も近づいて農繁期に差し掛かる中で、冷や汗ものでした。

トラクターの爪ひとつでこれですからね。

いちから勉強のやり直し。頑張らないといけません。

オイルの交換もしておいた

父がどれくらいの頻度でトラクターのオイルを交換してたのかわかりませんけど、とりあえず真っ黒けでした。

真っ黒け

古いエンジンオイルを取り出して、ディーゼルに使えるエンジンオイルをオイルポットにためて、継いでいきます。

これは爪交換と違ってかんたん(笑)

下から汚れた油を抜いて、上から入れるだけです。

どこにオイルを抜く穴があるかわかったら、誰でもできます。……とはいえ、ちょっと口が固くて難儀しましたけども(笑)

オイルを交換したら、明らかにエンジンをかけたあとの吹き上がりがよくなりました。

3月に入って、春の嵐が全国で吹き荒れて、うちのあたりも大雨が降りました。

おかげで、爪を交換したものの、まだ平面にきちんと耕せるかどうか試せてません(笑)

【後日談】
今回の説明のとおりやることで、平面耕も内盛耕もうまくいきました。
春の農繁期に間に合ってよかったです。
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