【無謀】スギ花粉症があまりにもひどいので、打開策を考えてみた

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

もうね、数年前から春のこの時期、目と鼻がむずむずかゆくてたまらないんですよね。

突然の花粉症アレルギーで、症状は年々ひどくなるばかり。

で、周囲をみても、花粉症アレルギーでしんどい思いをしてる人が増えることはあっても、減ったというような話は聞きません。

田舎で暮らしてると、なんだかいよいよ花粉をどっさり全身に浴びてるような気がして、気が滅入る今日この頃。

なんでこんなことになったのか、気になったので調べてみたんですけどね。

花粉症を訴える人が年々増える理由がわかったので、これを打開するにはどうすればいいのか、私見もまじえて、ちょっと書いてみます。

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ようするに、花粉を飛ばす杉が年々増えてる

林野庁のホームページに、もう答えが書いてあるんですよね。

↓林野庁 「森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&A」より

戦後、スギの植栽を進めてきたことにより、花粉を生産する31年生(7齢級)以上のスギ林の面積は、平成24年度(2012年)で397万haとなっており、平成2年(1990年)の177万haから約2.2倍に増加しました。

177万haから、397万ha!!(笑)

この20年で倍以上、花粉を飛ばす杉が増えてるんです(σ´Д`)σYO!!

そりゃアレルギーもひどくなりますよ。

スギ花粉症は、これまで発症していなかった人が突然発症することがあるといいますけど、ぼくはてっきり免疫の問題かと思ってました。しかし免疫云々の前にそもそも花粉の量自体が年々増えてるんですね。

スギ花粉

↑画像見るだけで目がかゆい

つまり、1990年当時から感受性が強くてアレルギーを発症してた人は、今になってよりひどい症状に悩まされることとなり、これまで花粉症を発症していなかった人も、年々花粉の飛ぶ量が増えてるんだからどんどん発症するようになるわけです。

じゃあ、杉の花粉はどれだけ飛ぶの?

杉の花粉は、だいたい数十km、場合によっては300kmも飛ぶことがあるのだそうな。

もう、嫌になるよね。

逃げ場なし(笑)

飛距離がこれだけ遠くまで達するということになると、田舎だから杉の花粉症がひどくなるという簡単な話じゃなくて、全国まんべんなく花粉が飛びまくってるということになります。

当然、中には地形上花粉が吹き溜まりになるような場所があるかもしれませんけど、スギ花粉症の地域別の罹患率とか、疫学的なデータまではみてないので、はっきりわかりません。

しかし、これだけ花粉が飛びまくるようになったのは、どうしてなんでしょうね。

杉材が金にならなくなったから

実は、杉材が田舎の収入源になってるうちはよかったんですよ。実際、戦後すぐの林業はかなり実入りのいい商売だったみたいです。

杉は金になるぞ、といううちは、全国の山際に積極的に杉が植えられました。

たいへんな労働ではありましたが、毎年枝打ちが行われて、定期的に伐採されて、林業は循環してたんです。

ところが世界における日本の経済力が高まるにしたがって、外国から安い木材が大量に流れるようになりました。

日本のお金の価値は高い。外国のお金の価値は低い。

お金の価値の低い外国のモノを、日本のお金で買えば、日本国内の人は安くモノが買えることになります。

かくして、日本は外国から安く大量に木材を買い付けることができるようになりました。

そうすると、田舎で杉の管理を一生懸命したところで、相対的にみて金儲けにならなくなったわけですよ。

一生懸命杉山を守ったところで、お金にならない。肉体労働で命の危険をさらしてまでやるような仕事じゃない。

ということで、日本中の大量の杉がほったからしになってしまいました。

調べてみると、高度経済成長期に入る1960年代より少し前あたりから杉の管理がおろそかになってきて、1990年には花粉を飛ばす杉が177万haもの広さとなったようです。それがさらに20年経って、397万haに広がっています。

うちの田舎の裏山あたりをみてても、途中まで丁寧に枝打ちされてるのに、そこから上では枝が生い茂ってるといった光景がいくらでもみられます。あるときから管理を放棄してしまったというわけですね。

じゃあ、ずっとこの悪い状況が続くの?

これなんですけどね。

ぼくは、そうでもないんじゃないかな、と思ってるんですよね。

なぜかというと、日本が今、経済力の後退によって、里山の価値が見直されてるからです。

昔と違って、これから海外から安く木材を仕入れることができなくなるとしたら、国内の木材の需要が高まります。

「おい、今、山の杉を切って再生させておけば、20年後にがっぽりになるかもしれんぞ」ということになれば、人間金のなる場所にはいくらでも投資されるし、人が寄ってくる。

昔と比べれば、重機などが発達してきていることも、林業復活の追い風になるかもしれません。

今では枝打ちも機械でやれるようになっているといいます。機械を効率的に使えば人の少ない田舎でも山林は管理できますし、杉材が積極的に活用される未来も決して夢物語ではないでしょう。

あとは「田舎では金にならない」といって都会に流出し、断絶した世代を、どうにかして田舎に呼び戻すかが課題です。

この課題は一筋縄ではいきませんが、それでもやっぱり、里山の価値は今後見直されるに違いない、里山に人が増える時代はきっとやってくるとぼくは思っています。

それに伴って、杉の植え替えには花粉を生産しない品種を植え替え、広葉樹もバランスよく植栽していくなどの対策をとっていけば、花粉症は次第におさまっていくことでしょう。

でも、ぼくらが生きてる間には無理(笑)

たいへん言いづらいことなんですけど、これらの対策をとっていったとしても、花粉症がおさまるのは、ぼくらが生きてる間は無理だろうなあ(笑)

今の日本が抱えてる山林の問題は、田舎に人を呼び戻すということだけではありません。

山の価値が失われていた折に、山林がたたき売りのような状況になってしまいました。そんなときに金余りの人が山を買って、そのまま買ったことを忘れてしまうような無茶苦茶な事態になってるんですよね。

身近にそういうケースがあったんですよ。

もうずいぶん前に亡くなったうちの親戚が、1970年代くらいによそのご近所さんと共同出資で和歌山あたりの山を購入していた、ということがわかったのです。

共同出資なので誰がどのように権限をもって管理しているのかわからない。これはどうしたらいいものか、と親が悩んでました(笑)

祖父からすれば青田買いのつもりだったんでしょうけど、結局生きてる間に価値があがることはなかったようです。

そんな調子であちこちに所有者のわからない山林がありますから、これは地元民でも勝手に伐採管理するわけにいかない。

これはいずれ国が重い腰をあげて、なんらかの形で大鉈を振るうことになると思います。

そういったさまざまな状況を乗り越えて、われわれの次の世代に向けて「枯れ木に花咲く」状況を作っていかねばならない、というわけです。

それでもたぶん、100年後の日本人はきっと「杉の花粉症? 昔はそんなのがあったらしいね」などと言ってることでしょう。

ぼくはそのときにはもうとっくにあの世にいるでしょうから、そんな未来人の様子を雲の上から眺めていることでしょう。

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