ぼくの体験したムカデの怖い話

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

あったかくなると、我が家にはムカデが出ます。

ふだんはあんまりこの時期にムカデが出ることはないんですが、やっぱり今年はたいへんあたたかいようで、花が咲くのも早ければ、虫が冬眠からさめるのも早かったようです。

もうすでに家の中で2匹のムカデをみつけました。

最初に見つけた一匹は、台所の壁でぬらぬらしていたのを火箸でつまんで、そのままコンロでジュッと焼いて、勝手口から外へポイ。

不思議なことに、朝にはいなくなっていました。

おそらく、小動物なり鳥なりが食べてしまったのでしょう。

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二匹目がよくなかった

昨日の夜。今年二匹目のムカデがあらわれました。

居間のふすまをぬらぬらしていたので、火箸をとってきて、これを写真に撮ってやろうなんてことを考えてるうちに、ふすまの上部からスルッと姿が消えてしまいました。

ありゃ、とふすまの裏に回ったり、ふすまをはずしてみたりしたけど、ムカデは見当たりません。

「あ、こりゃまずい」

ムカデは確実に家の中のどこかに潜んでいます。このままじゃおちおち眠ることもできやしません。

何せムカデの毒は強烈で、スズメバチに刺されるのと同じくらい痛いといいます。

今回見つけたのは、10cm以上ある大型のムカデでしたから、刺されたらさぞ痛いことでしょう。

ぼくはこれまで、ムカデに2回体を這われたことがあります。

一度目はもう二十年ほど前、大学生でアパートに下宿をしていたころ、昼寝してたら足の上がもぞもぞするので、「あれ」と思って足を振り払ったらムカデがぬらぬらしてて、悲鳴をあげました。

あんな経験、もう二度とすることもあるまい、と思ってたら、数年前、この田舎に引っ越してきて、布団に入ってさあ寝ようというときに、腕に何かが這うのです。

「やばい」と思ってこれまで急いで腕を振り払ったら、ムカデがぬらぬら。これまた悲鳴をあげました。

さいわい、ムカデにかまれることはなかったのですが、これらの経験は強烈で、いまだにトラウマになっています。

そんな中で、昨日の夜、ムカデを取り逃がしてしまいました。

「また布団の中に潜り込まれたらかなわんなあ」

ぼくはどんどん不安にかられます。

神出鬼没のムカデ

ムカデは壁のみならず、天井も這います。

つまり、足元から壁の裏、天井までどこに潜んでいるかわかりません。

以前、ご近所さんが「寝てるときに天井からムカデが落ちてきて、わしの顔に乗っかりよったがな」と過去の経験を語って笑っておられたのですが、一緒になって笑うぼくの顔はひきつっていました。

そしてそんな話に限って、ムカデを取り逃がした後に思い出すわけです。

ああ、これはおちおち眠ってられないなあ。

「疑心暗鬼を生ず」といいます。

疑う心が、心の中の不安な場所に鬼を作ってしまう。

実際にはそこまでおびえる必要のないことであっても、危険があるのではないかとおびえることで、本当に危険が目の前にあるかのように思えてしまう、そんな人間心理をあらわした言葉です。

ぼくはムカデを取り逃がしたことで、完全に疑心暗鬼に陥ってしまったのです。

そして、そのときがきた

ムカデは歩くときにかすかに音を立てます。シャカシャカという独特な音で、ゴキブリに似ているようですがゴキブリのようにすばしっこくなく、その場で音を立て続けるので、聞き分けることができます。

ぼくはその夜、ひたすら耳をすましながら、寝ることにしました。

そして、寝る前にちょっとおなかが痛かったので、トイレに行きました。

で、トイレに腰かけて、用を足していると、なんと壁にムカデが這っているではありませんか!

「きゃああーあーーーあーーーあーーー!!」

用を足している最中ですから、動くこともできません。

急いでウォシュレットでお尻を洗って、お尻を拭いたのですが、その間にムカデは壁から下に降りてきて、トイレマットの下に隠れたのです。

足元に! 足元に今ムカデがいる!!

急いで用を足し終えたぼくは火箸を持ってきて、慎重にトイレマットをめくりました。

ムカデは床でうねうねしています。それを火箸でつまんで、さあどうしようかと考えたのですが、トイレに流してしまえばいいだろうと思いました。

で、トイレにポイ。

そうしたら、なんということでしょう。

ムカデは水に浮いて、トイレから抜け出そうとするではありませんか!

急いで水を流すぼく。

ムカデは水に流されていきましたが、どうも排水が終わったときの音がおかしい。

「これはもしかしたら、ムカデが排水管に詰まってるんちゃうか」

もはや、ホラー映画のような展開です。

疑心暗鬼にとりつかれているぼくは、そこから3回トイレの水を流しました。

そして5分ほど、トイレの水面をじっと眺めていました。

ムカデが出てこないか、心配だったのです。

まあ、水は高いところから低いところへ流れますし、浄化槽までたどり着けば、ムカデも速やかに分解されてしまう可能性もあります。

ともあれ、不安は去りました。

ぼくはそれで、ようやく布団に入って眠ることができた……と言いたいところなのですが、何せ神経がたかぶってしまって、昨日はあまりよく眠れませんでした。

まあ、こんなことは田舎あるあるなんですけど、都会暮らしが長かっただけに、いまだに特別なことのように思えてしまいます。

多少生存権がおびやかされるくらいのほうがいい

しかし田舎で生活してると、人間は多少こうやって虫におびえたり、他の生き物に野菜が食われるかもしれないなど、生存権が脅かされるような緊張感があるほうが、いいのかもしれません。

ゴキブリ一匹でキャアキャア叫んでいたぬるま湯のような都会暮らしを思うと、ムカデやネズミに悩まされる今の生活は過酷なようにも思えるかもしれませんが、「人間という生き物」としての背筋はピンと伸びたように思えます。

総じて結論付けるに、おもしろいですよ。やっぱり田舎暮らしは。

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