ニンニクに出た赤錆病と、身土不二

ちょっと携帯が壊れちゃって、写真を添えることができないんですけど、先日、ニンニクに赤錆病が発生しました。

ぼくはまだ栽培技術が確立してないので、こういうときには、ともかく数日間、観察します。

すると、赤錆病はどんどん他のニンニクに広がっていき、ついには隣の畝のタマネギにさえ広がっていくではありませんか。

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農薬を検索する

うちの手持ちの農薬で何が使えるかな、とあれこれ検索したんですが、ニンニクの病気に有効なのは、アミスター20フロアブルと、Zボルドーです。

その中でうちにはZボルドーがあります。

アミスター20フロアブルは、ネットで検索している限りでは、相当よく効くようなのですが、Zボルドーにはひとつ一般的な農薬にはない非常に優秀な点があります。

この農薬は、農薬であるにも関わらず、有機JASの中で、有機栽培でも使える農薬なのです。

一般的な農薬は、使用回数や収穫何日前までに散布を終えなければならないなど、厳密なルールがありますが、Zボルドーは使用回数の制限もなく、収穫何日前までに散布をするといった決まりもありません。

それだけ人間への安全性が高い、ということです。

Zボルドーは、銅の水和剤です。この水和剤を散布すると植物の表面に被膜をつくり、まず植物を病原菌から保護。

さらに植物が生み出す水分から銅イオンが溶け出し、殺菌効果を発揮するという仕組みです。

で、ニンニクに散布してみた

かえすがえす、病気の前と後の画像がないのが残念ですが、散布の効果はありました。

ニンニクの葉全体にシミのように浮いていた赤錆状の斑点は、それこそ錆落としのブラシで錆をこそげおとしたようにくすんでいました。

ニンニクの葉を包んでいる被膜がとれれば、また病気が広がるので、定期的に散布する必要があります。

Zボルドーであれば、ニンニクの芽も食べることができますし、ありがたい農薬があったものです。

というのも、じつはニンニクの芽には適用のある農薬がほとんどなくて、さっきのアミスター20フロアブルも、あれはニンニクの芽を食用にする場合は使えません。

そのため、さまざまな種類の農薬を利用しながら栽培する場合、ニンニクの芽は捨てるしかなくなるわけです。

ただ、Zボルドーの場合はなんと「野菜類」というざっくりした適用がありまして、とうぜんニンニクの芽も野菜類ですから、これは使うことができるというわけです。

赤錆病の原因

赤錆病の原発は、かねてから生育が芳しくなかった六片ニンニクからでした。

京都北部の我が家のあたりは、だいたい茨城県くらいの寒さになるようなのですが、それでも寒地系の六片ニンニクはうまく育たないようです。

ほかの暖地系のニンニクは旺盛に育っているので、これはやっぱり土地柄の問題ということになるのでしょう。

人間の身体と、人間の住む土地とは切っても切り離せない関係にある、という「身土不二」という言葉があるのですが、これは野菜にとっても同じで、野菜も土地柄を選びます。

その野菜が適応した土質、気候で育ててやるのがいちばんよくて、土地柄の合わない場所で育てると、病気が頻発することになります。

もちろん、そんなものは薬剤でどんどん抑えてしまえばいいじゃないか、というのも理屈としては成り立ちます。

けれど本来望ましいのは、土地柄に合った野菜を、身土不二であるその土地の人間が食べるということだと思うのです。

ちょっと話が大きくなりますけども

ぼくら団塊ジュニアの世代は、高度経済成長から国際社会になって生まれました。

国内でも海外でもジャンジャン誰でも旅行できて、スーパーで外国産の野菜が並んでいて当たり前の世代です。

テレビをみれば視聴者プレゼントにハワイ旅行、というシーンをよく目にしましたし、ぼくが社会人になるころには「国内旅行をするより韓国に旅行するほうが安くつく」なんてことさえ言われてました。

だから、身土不二という言葉は知っていても、最近になるまでその重要性がわかってなかったんですよね。

でも、ぼくたちの世代から数十年さかのぼれば、われわれは車があるわけでなし、旅行なんてそうかんたんに行けるものではなく、ほとんどが自分の生まれた場所で地に足つけて生きていかねばならなかったわけです。

スーパーもなく、流通が発達していなければ、当然ぼくたちは地元の野菜、地元のお米、地元の獣を食べて生きていかねばなりません。

今でいうところの地産地消ですが、昔はそれが当たり前だったわけです。

というより、人間は身土不二、地産地消の暮らしを延々とやっていたわけで、むしろ戦後のわれわれの世代こそ、ご先祖様と比べたときにあまりにも不自然な暮らしをしているのだろうと思います。

いや、もちろん、ぼくは「また人間は身土不二を徹底すべきだ」「地産地消でなければダメだ」なんてことを言ってるわけじゃありません。

ぼくは、いいとこどりをしましょうよ、と言いたい。

人間の身体に合った食べ物は、遺伝子的に考えても、自分のご先祖様がずっと食べてきたものだと思うんですよ。

だから、国産野菜、もっといえば地場野菜や伝統野菜を食べることはとても大切だと思ってます。

遺伝子は身土不二になるよう作用している、と考えるのはまったく不自然なことじゃありません。

けれど、いくら地産地消といったって、その土地でまかなえるものだけでは栄養不足になることがあるのも事実です。

そこで、海外のフルーツを食べたり、野菜の少ない時期に海外の野菜で栄養を補ったりして、健康を維持していきましょう、ということがぼくの言いたいことです。

つまり、基本的な生活に身土不二の考え方を利用して、その足りない部分で現代的な暮らしを取り入れていくのがいいんじゃないかな、と。

現代では、地産地消や身土不二といった考え方が少しずつ大事にされなくなってきて、食べられたら何でもいいや、ということになってるのかもしれないな、と思うのです。

ニンニクに発生した赤錆病に対応しながら、ぼくはつらつらそんなことを考えていたのでした。

追記

今日には新しい携帯が届くようです!!(笑)

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