百姓が雑談する家庭菜園の話

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

ぼくはふつうに野菜を販売する百姓なんですけど、来年は家庭菜園を楽しんでみようかなと思ってます。

いよいよぼくは、仕事で百姓をして、趣味で百姓をするオッサンになるようです。

レクタングル大広告




どんな野菜を作ろうか

菜園でどんな野菜を作るかを考えるとき、抑えておかねばならないポイントがいくつかあります。

  • 土質にあった野菜を作ること
  • 必要な量を少しずつ栽培すること
  • 少ない農薬で作れるよう工夫すること

といっても、家庭菜園というのは自分が作りたいものを作りたいように作るので正解ですし、ぼくが余計なおせっかいをする必要はないと思うんです。

ですから、こんな考え方もあるよ、ということを押し付けがましくない形で記事にできればと思ってます。

ひとつずつ説明していきましょう。

土質にあった野菜を作ること

日本の土壌の特徴は、火山灰土(黒ボク土)が多いことと、褐色森林土が多いことです。

そのほかにも、大阪の河内平野のように数千年前には海の底だったというような砂の目立つ土もありますし、草木などの有機物が堆積していない腐植の少ない砂土もあります。

ちなみにうちは褐色森林土で、もともと田んぼだったところを畑にしています。

保水力の強い土で、粘性が強く、細かくさらさらの土にするのは難しいんですが、肥料の持ちがよくて、かつ雨が多いので余計な肥料分が残りにくいという特徴があります。

まあ、いいところも悪いところもある土ですね。

ちなみに余談ですが、日本は多雨なので、基本的に露地栽培では余計な肥料がいつまでも残るといったことは起こりにくく、全体的に痩せた土なんだそうです。

なので日本では施肥基準を無視した多肥栽培に陥りがちだという指摘があるんですが、このあたりはまた後日考えてみたいと思います。

話を戻しましょう。

火山灰が堆積して表層が黒くなっている黒ボク土は、保水性と透水性が高いということなんですけど、一度関東に旅行に行ったとき、畑に畝を作らずに野菜を作っているのをみて驚きました。

平坦に耕してわずかに溝を切っておき、そこに野菜を作っているようなものも見かけました。おそらくこういったところでは、うちのように高畝にすると排水性が勝ってしまって、土が乾燥してしまうのでしょう。

しかし黒ボク土は柔らかくて粘性が少ないので、落花生やごぼうなどの根菜はうまく育つようです。

うちのあたりの粘土の強い褐色森林土だと落花生やごぼうはまともに育ちません。

まあ、土についての話はそこそこにしておきましょう。本格的にやろうとするとどんどん長くなるし、みなさんにおかれましては、自分の耕す土質がどんなものかを理解したうえで、菜園に適した野菜をお作りになるのがよいと思います。

土壌のことについては、こんな参考になるウェブサイトがあります。
日本土壌インベントリー

というわけで、とりあえず褐色森林土である我が畑の話をしますけど、たとえばうちのような畑でごぼうを作りたい場合は、大浦ごぼうだったり市販の短根系のごぼうを栽培します。

また長いもや、長根のごぼうは、高さ1mくらいの長細い囲いを作って、そこに土をためておいて栽培するというやり方があります。

あと、最近だと固く締まりがちな土でも塩ビパイプに細工して自然薯を作るような栽培法もあるようで、土質に対応した野菜作りも多様になってきました。

まあ、うちの土質では根菜はとても営利にする気にはなれませんが、菜園レベルなら工夫してもいいかな、といった感じ。

これはもうあきらめるしかありません。

必要な量を少しずつ栽培すること

種をどれくらい用意するか、どれくらい栽培するかということは、菜園では悩ましいところです。

5人家族でも、種袋の小袋ひとつあれば食べきれないくらいですね。

たとえば、コマツナとか水菜とか、菜っ葉などは2m×1mの畝があればじゅうぶんだと思います。

毎日家族全員でコマツナをスムージーにして飲むなんて場合は、もっと広くないといけないかもしれませんが、そのあたりは使う量にあわせてバランスが必要ですね。

ニンジンも15cm間隔で作る場合、2m×1mあれば、40本から60本くらい作ることができます。

カボチャはできる個数に差はあるけど、5株もあればじゅうぶんでしょう(小袋に15粒くらい入ってると思います)。サトイモもきちんと作れば5株でじゅうぶん年を越せます。

ハクサイも15株(130cm畝に株間40cm、二条植えで長さ4mほど)もあれば鍋をいくらでも楽しめるでしょうし、キャベツは5株ずつ(ハクサイと同じ畝の広さと株間で、長さ1m)くらい毎月育てると、切れ間なく楽しむことができますね。

トマトは安い苗を3本で我が家は足ります。露地で作るので、あんまりたくさん作ると雨よけ資材がたくさん必要になって面倒です。

要するに、必要なものを必要なだけ作るという考え方で無駄なくやれば、1アール~2アールほどの畑で省力的に、一年分の野菜を自給することもできるわけです。

種袋を全部使い切らないともったいないよなあ、なんて考えると小さい菜園では対応しきれなくなってしまいます。

ハクサイなどは種が2~3年持つので、長命な種に関しては、余ったぶんを冷蔵庫で保存しておけばいいです。トマトも種は高い(一袋15粒ほどで500円ほど)ですけど寿命が長いので、苗で買うのでなければ余ったぶんを冷蔵庫で保存しておくと、コストカットできます。

種は直播せずにポットで育てると無駄がありませんし、きちんと適期栽培していれば90%くらいは発芽します。

少ない農薬で作れるよう工夫すること

ちょっと抵抗のある人もいるかと思うんですが、営利で百姓をしてる以上、農薬の話も織り交ぜていこうと思います。

家庭菜園ではどんな農薬を使うのが便利なのか、ということです。

田舎のホームセンターにはたくさんの農薬が置いてありますが、正直よほど農業に興味でもない限り、どの農薬を選ぶべきかなんて興味ありませんよね。

そこでアドバイスです。

家庭菜園レベルの最低限の防虫であれば、ダイアジノン粒剤5とプレバソンフロアブル5があればいいと思います。

いざ凝り始めると、あれも必要、これも必要ということになってくるんですが、このふたつの農薬はホームセンターでも買うことができて、効果がしっかりしていて、適用が広く、いろんな野菜に使えます。

ダイアジノン粒剤は土の中の虫を殺すので、たとえばニンジンやカブは肌がきれいなものを収穫することができますし、オクラがネキリムシにやられるのを予防することもできます。

プレバソンフロアブルは、比較的新しい薬剤なんですが、散布で防除する以外にも、苗箱でキャベツとハクサイを作るときに超便利です。

ふつうに散布するだけでなく、苗箱で育てた株を移植する前に施薬しておくと、一か月は虫害を防ぐ効果があるのです。

ご近所さんはこのプレバソンを一回施薬するだけで、あとは不織布のべた掛けでキャベツやハクサイを栽培しておられます。

またプレバソンフロアブル5は、適宜希釈して散布することでも多くの野菜の虫害を防除してくれるので、かなり万能な農薬です。

あと、菜っ葉ものの虫害の出やすい野菜でプレバソンひとつだと足りないという場合は、アファーム乳剤やプレオフロアブルを検討するといいと思います。これらの薬剤も、適用が広く、幅広い作物を作る菜園にはいいと思います。

また菜園レベルの防除だと、たくさんの種類の野菜に毎回ちまちまと散布するのは手間でしょうから、葉っぱ物はまとめて同時期に作って、防除を一括にするなどの工夫をすると、手間がなくていいと思います。

1アールや2アール程度の菜園であれば、スプレーを買う場合は蓄圧式の4リッターくらいのものでじゅうぶんだと思いますよ。

あと、もし虫害だけでなく病害も防除したいというのなら、Zボルドーやランマンフロアブルといった薬剤があります。

無農薬でやりたいという場合、アブラナ科の野菜に関しては正直、この2剤を使わないとなると、難易度が格段に上がります。

寒冷紗で虫を防除したり、手で捕まえて殺したり、土を真夏に透明マルチで蒸し焼きにしたりと、たいへんな手間と費用がかかりますが、手間をかけて野菜を作るのも楽しみのひとつですね。

個人的には、少ない薬剤で最良の結果を得るというのが、バランスのいい考え方だと思うのですが、自分の口に入るものはできる限り自然なものをという考え方は否定できるものではありませんから、ぜひこんな便利な薬剤もあるのだよ、ということだけご理解ください。

我が家の菜園プラン

うちの場合、だいたいこれくらい作ろうと思います。

春野菜から順に並べていきますよ。

春野菜

  1. ジャガイモ
  2. カブ
  3. キャベツ
  4. コマツナやチンゲンサイなどの葉物
  5. トマト
  6. ナス
  7. カボチャ
  8. サツマイモ
  9. サトイモ
  10. インゲン
  11. ゴボウ
  12. ピーマン
  13. トウガラシ
  14. オクラ
  15. ニンジン
  16. トウモロコシ

秋野菜

  1. ハクサイ
  2. キャベツ
  3. カブ
  4. コマツナ、チンゲンサイなど葉物
  5. シュンギク
  6. ネギ
  7. タマネギ
  8. ニンニク

というわけで

ざっとこんなところでしょうか。

このうち、うちでは営利で栽培してる作物もあるので、実際に菜園用に使う野菜の種類は減りますが、これでだいたい1アールほどあれば自分ひとり、あるいはふたりくらい食べていくにはじゅうぶんです。

肝心なのは、すでに述べたように、自分の土に合った野菜作りをすること、収量を見極めて必要な野菜をほんの少量ずつ作ること。農薬はできれば少ない薬剤をいろんな野菜に一括で施薬してしまえるよう工夫することですね。

うまくやれば、食費をどんどん削って、美味しい暮らしができると思いますよぉ(笑)

レクタングル大広告




よろしければシェアお願いします!

レクタングル大広告