朝ドラ『まんぷく』の今井鈴役の松坂慶子さんが個人的に好きなワケ

( ´_ゝ`)ノ オハヨッス

今日はちょっと趣向を変えて、田舎暮らしとは関係のない話をしようと思いマ━d(´Д`●)━ス!!!

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ちょっと今日は、朝ドラ『まんぷく』の話を

2019年2月現在、ぼくは朝ドラの『まんぷく』というドラマをみています。

百姓をするようになってから朝ドラは欠かさずみているんですが、『まんぷく』は『ゲゲゲの女房』に匹敵するおもしろさだと思っています。

何せぼくはゲゲゲの女房を3回見ましたから。

さすがに3周目は、真剣にみるというよりは、あのドラマの持つ魅力的な空間と一緒にいたいだけでしたけど。

『まんぷく』と『ゲゲゲの女房』は、いろいろと似ている部分があります。

ゲゲゲの女房で水木しげるの女房役で主演していた松下奈緒さんは、まんぷくではヒロインの福子の姉克子で、画家の女房という役どころです。

漫画家の女房から画家の女房という共通点に、ニヤッとしたのはぼくだけではないでしょう。

主人公の今井福子と結婚する相手の立花萬平との年の差が10歳も離れているという点も、ゲゲゲの女房の村井茂と布美枝と同じ。

また、ゲゲゲの女房で貸本屋の店主を演じていた松坂慶子さんは、まんぷくでは福子や克子のお母さんである今井鈴役を演じています。

しかしゲゲゲの女房では心に傷を抱えた夫をやさしく献身的に支える内助の功を演じた松坂慶子さんは、今回は忖度がなくずけずけとモノを言う、因業な母親という変貌ぶりです。

ぼくは今日は、この今井鈴について話してみようと思うのです。

ぼくは『まんぷく』の中では今井鈴が好き

実はぼくは、あの因業お母さん、今井鈴の役柄がものすごく好きです。

人の嫌がることも気にせずズケズケ言うし、家柄や地位に媚びるところがあったり、もう現在ではほとんど希少種としか言いようのない人柄です。

どんな性格か、以下に挙げてみました。

  • 結婚していなければ、「早くいい人を見つけなさい」といって、本人の意思を無視して家柄のいい人を勝手に選ぼうとする。
  • 結婚をしたらしたで、今度は「早く子供を産みなさい」と授かりものにいちいち口を挟む。
  • ようやく一人目を産んだら、「次の子はいつになるのか」とこれまた急かす。
  • 娘の旦那が仕事を失ったら、おぼれた犬を棒でたたくがごとく、けちょんけちょんに腐す。
  • 気位が高いので、いやな仕事があれば「わたしは武士の娘です」と言って拒否してしまう。

気位の面では、最終的に「自分の先祖は源義経だ」と言い出す始末。

さすがに源義経のくだりでは、いくら家格に執着があるからとはいえこじつけもいいところだと、ドラマをみながら笑いそうになったのですが、ふと昔の思い出がよみがえって真顔になってしまいました。

ほんとうに源氏か平氏か聞かれることが大阪ではあった

ぼくは大阪で育ったのですが、子供のころ、確かにこの手の源平の話があったのです。

クラスメイトから突然、こんな質問をされたのです。

「おい、お前の先祖は源氏か? 平氏か?」

これが源氏であれば位が高く、平氏であれば負け組、というような見方をするわけです。

しかしこの質問は、ほとんど単なる弱いものいじめのようなものでした。

いじめっこは自分が源氏の流れだといい、それに逆らえるものはいないわけです。

そして、いじめっこに源氏か平家か問われて、見栄を張って源氏といえば、いじめっこから「お前うそつくなや」といってからかわれるのです。

では平氏といえば、「平氏は源氏に負けたんや」といって腐される。

どっちを選んでもろくなことにならない、ふざけた話です。

ぼくはそういう質問そのものが嫌いだったので、「そんなんわからん」と突っぱねたら、嘲笑されたうえ「お前は農民や」とからかわれたものです。

そんなぼくが今、百姓をしているのだから、ぼくをからかった子たちはなかなか鋭い慧眼をもっていたのかもしれません(笑)

実際には、自分の先祖を源平時代までさかのぼれるほど、お寺で過去帳を保管してもらってる人など大阪にはほとんどいないと思います。

しかしあの手の根拠のないいじめが、ぼくが子供のころは当たり前に存在したのでした。

それでも大阪のオバンになつかしさを感じる

ドラマをみながらぼくは、よくあそこまで昔の「大阪のオバン」を純粋培養したような役をつくったものだと感心したものです。

もちろん、今井鈴の心無い発言にイラっとしたり、いやな気分になったりすることもあるかもしれません。

しかしそれは今井鈴からすれば、家族を守るためであれば自分が嫌われることを恐れないという、ある種の自己犠牲なんですよね。

今井鈴の物言いは、それを聞いている人としてはうとましいし、きつい言い方をすれば、差別的だと感じることすらあります。

現代であればポリコレ棒でたたかれるようなところがたくさんあるのですが、家族をよりよい形で存続させていきたいと思うあまりの本音なのだということを、ドラマに出てくる家族はよく理解しています。

だから、家族は今井鈴の物言いをたしなめることはあっても、むげに突き放すようなことはありません。

ぼくは今井鈴をみると、自分の祖母をみているような気分になることがあります。

今どきの人からするとデリカシーがないように思える言動に、ふと祖母と重なる部分があって、ノスタルジーを感じるのです。

個人的には今井鈴がいることで、まんぷくというドラマに戦中から戦後にかけての大阪の人間性のリアリティが出ていると思いました。

まだしばらく続く『まんぷく』

さて、ぼくがこの記事を書いている現在、ドラマはようやく萬平が世界初の即席ラーメンを完成させたところです。

ゲゲゲの女房でいえば、水木しげるの漫画が大手出版社で取り上げられて、生活が一変するあたりでしょうか。

と、ここまで書いてふと気づいた。

今井鈴って、ゲゲゲの女房に出てきた村井茂の母親の村井絹代役とそっくりなんですよ。

この村井絹代も、決め台詞が「うちは、苗字帯刀御免の家柄ですけん!」でしたから(笑)

生きてきたのも、今井鈴と同時代。

つまり、まんぷくって、話の骨格がとてもゲゲゲの女房と似ているんですね。おそらく脚本がものすごく意識してると思います。

どちらも主人公の夫は不遇の時代を経て、大成功をおさめるという話だし、主人公は内助の功で夫を支える。

道理でまんぷくをおもしろいと思うわけですよ。話の筋が似すぎてるんですもの。

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