原木しいたけを栽培するのに伐採した木が再生しない! 原因はなんと……

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

ぼくは今、原木しいたけを出荷しています。

裏に放置林があるのですが、そこの所有者さんに了承を得たうえで、ご近所さんと一緒にクヌギやナラの木を切って、そこに原木しいたけの駒菌を打ち込んだのです。

一年ほどでしいたけが上がってくるようになり、そこからもう7~8年ほど、原木しいたけを楽しむことができています。

近年では少量ではありますが直売所にも出荷していますが、原木しいたけの味のよさを知っている方が多いのか、あっという間に売り切れます。

去年はこのしいたけがサルに遊ばれてしまって、自家用の収穫がやっとだったのですが、今年は獣害にあうこともなく、出荷までこぎつけることができました。

ニホンザルが原木椎茸をめちゃくちゃにしてしまった件

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切った木はそれからどうなるの?

それじゃあ、伐採したクヌギやナラの木はそれからどうなるのかというと、だいたい腰くらいの高さで切っておいたら、再生するのだそうです。

切り株から木の芽が出てきて、20年もすれば元の大きさくらいまで成長するそうな。

山の資源とはたいしたもので、切ったらそれでおしまいというわけではなく、循環するんですね。

ところがこれが、どうも再生していないぞ、というのが、今回の話なのです。

切り株が、そのまま朽ちていた

ふつうは、木の芽が出て再生するはずの切り株が、十年ほどしてそのまま朽ちようとしているのをみて、ぼくはギョッとしました。

驚いてほかの切り株を見たのですが、再生しているのは一本もありません。

ぜんぶ朽ちてしまっているのです。

これはたいへんなことじゃないか、と思ったのですが、いったいどうしてこんなことになるのか、想像もつきません。

もしかしたら、腰の高さで切るより、もっと高く切っておかねばならなかったのでしょうか。

あるいは、切り株の表面を薬剤などで保護してやらねばならなかったとか……。

けれど、すべての切り株がまったく再生しないというのは実に不思議です。

結局、原因がわからないまま数か月。

ご近所さんと話をすると、やっぱり木が朽ちていることはご存知でした。

そして、意外な原因を教えてもらったのです。

どうやら、鹿が木の芽を食べてしまうらしい

ご近所さんもつい最近、切り株を見回って気づいたそうなのですが、考えられる理由は、鹿が新芽を食べてしまっているということでした。

うちの裏山でもほかの山間部と同じく鹿が大量に発生していたのですが、これが木の若芽を食べてしまうというのです。

しかもちょうど人間の腰の位置にできた若芽ですから、鹿にとっては「どうぞ食べてくださいね」といわんばかりの高さです。

かくしてせっかく再生しようとしていたナラやクヌギの木々は、鹿に若芽を食べられてしまって朽ちるしかなくなってしまったそうなのです。

じゃあ、どうすればいい?

しいたけの原木の再生を鹿の食害から守るには、どうすればいいのか。

このまま人間が原木を伐採し、その若芽を鹿が食害するという流れが続いてしまったら、山は杉と竹しかなくなってしまいます。

この場合、鹿に「食害をやめろ」といったって聞き分けるはずがありませんから、人間の側で対策をせねばなりません。

まず考えられる対策は、徹底して鹿を駆除してもらうということ。

しかしこれはもはやハンターの高齢化や、食肉としての価値の減少といったことを考えると、現実的ではありません。

猟師さんに話をうかがうと、鹿を捕まえると自治体から補助金が出るというのですが、補助金をもらって食肉を利用して二重取りをされるのは困るという理由で、駆除した鹿はそのまま補助金申請だけして焼却してもらうのだと聞きました。

もはや殺すためだけの狩猟になってしまっているので、猟欲がわかないのだとか。

まあそれに、狩猟で対策するという方法を考えるのであれば、昔わな猟をしていたぼくがまた狩猟をすればいいという話になってしまいます。

しかしぼくも今は百姓に集中していたいので、狩猟に足を突っ込むわけにはいきません。

自分がやらないのに、人に頼むような真似はすべきではありませんから、狩猟で鹿の数を減らすという方法はあきらめましょう。

それでは次に考えられるのは、切り株の保護です。

いちばん現実的なのは、ネットを張ったりして伐採区域全体に鹿が侵入できないようにすることです。

しかし問題は、当地は雪が降るという点で、雪が積もるとネットがひしゃげてダメになってしまいます。

金銭的に余裕があるのなら、コンクリートの敷設に使うワイヤーメッシュで侵入を防ぐという方法もありますが、お金がかかるのはもちろん、個人単位でやる場合には設置と撤去にかなり労力が必要です。

有刺鉄線で一本一本の切り株を保護する、という方法もありそうですが、これも労力が相当かかりそうですし、何より人間にとっても迂闊なことをすると危険ですから、設置や撤去に注意が必要になります。

不織布で覆ってしまう、というのはどうかと思ったのですが、これもどうも頼りないので、積極的な効果は出さないだろうなあ。

鹿よけの忌避剤というのもあるそうなのですが、個人的には獣は「どうしても食べたければ我慢して食べる」というのを身をもって経験していますので、どうもアテにならない気がします。

なんだか考えてるとどんどん行き詰ってきますね(笑)

鹿が食害する木の高さは160cmほどらしいので、それ以上の高さで木を切るというのがいい方法だとも思うんですが、この方法はチェーンソーの作業者がものすごく危険です。

昔、丸大ハンバーグのCMに出てきた巨人であればラクラクこなしてくれそうですけどね(笑)

まあ、冗談はさておき、傾斜のきつい山の中で160cm以上の高さでチェーンソーをふるうのは現実的ではありません。

どうしても腰の位置あたりで作業することになるので、この原木の切り株が、160cm以上になるまでどうやって保護するか。

この解決法がみつからないと、次の原木しいたけ栽培にかかることができなさそうです。

苗木を植えるという手もある

クヌギやナラといったしいたけの原木になる木は、どんぐりが生る木でもあります。

つまり成長すれば猪の餌にもなる木なのですが、このどんぐりを秋に拾って、苗木を育てるというのもいいかもしれませんね。

この場合も苗木を鹿に食害されないように保護しなければならないのですが、切り株を保護するのと同時に、苗木を植えて育てるという名目であれば、周囲に柵をしたりネットを張ったりするのも、苦労ではなくなるかもしれません。

ちなみにどんぐりは、拾ってすぐに鉢の中に土を入れて、そこにまいておけば発芽してくれるというので、苗を育てること自体はそこまで苦労する作業ではなさそうです。

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