週間天気予報逃げ水論

(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q

百姓は基本的に天気の話ばっかりするものですけど、いやあ今年もやっぱり暑いですね。

4月下旬で、関東で30度を超えるようなところがあったというのだから驚きです。

このあたりに長く住む方がまゆをひそめていたのですが、今年の冬は雪がほとんど積もらなくて、とうとう集落でおこなう除雪作業すらありませんでした。

「こんなこと長く生きてていっぺんもあらへんわ」とご近所さんはおっしゃいます。除雪作業がないのはありがたいものの、なんだか天変地異でも起きているんじゃないかというような不安があるようです。

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地球は一気に暑くなっている

ところで、日本に限らず世界中で温暖化は進んでいるようですね。

以下の図は、1898年から気象庁がまとめているデータをグラフにしたものです。

気温偏差

実は日本の気温は、1898年から現在に至るまで、ゆるやかに肩を上げる形で温暖化に向かっていることがわかります。

ところがこのグラフでみるとゆるやかにみえる気温上昇ペースなんですが、地球の歴史規模でみると、これがとんでもない速さなのだそうです。

どうもこの100年の温暖化ペースは千年規模で考えると例をみない速さだというんですが、それが人為的なものであるかどうかはいったんさておいて、温暖化自体は地球の歴史上何度も繰り返されていることだ、ということから話したいと思います。

まず人類の文明というのは温暖化によって発展した、という話をしたいんですけども、地球は7万年くらい前から1万年くらい前までは「最終氷期」といって、ものすごく寒かったのです。

われわれが生きている地点からみて、いちばん最後の氷期ということで最終氷期ですね。

このころには文明らしい文明は生まれようがなかった。人類はともかく生きのびるのが精いっぱいという時代です。

それで、このころの地球では、海のあちこちにものすごく大きな氷の塊が存在したようです。地球が寒い間に、あちこちに高さ数kmにもなる氷の山があちこちにあったというのです。

それで、最終氷期が終わって2万年くらい前から9000年前くらいにかけて、地球は一転して温暖期に入ります。

これまでにできあがった氷山がどんどんとけて、海になっていく。それで一時的に海水面が上がるんですね。

それで、10000年くらい前には日射量もピークに増えるんですが、実はこのあたりから人類の文明が興り始めるんですね。

ものすごく安易な言い方をすると、「あったかくなってやる気が出てきた」ということでしょうか。

そうして人類がほんとうに少しずつ文明化していく中で、日本では縄文海進という地形変化が起こります。

7000年くらい前には日本でも海が今よりも陸に侵食していたのです。

たとえば現在の大阪市は、当時はほぼ全域がすべて海の底でした。

それで、大阪城のあるあたりから南に堺の大山陵古墳のあるあたりまで、谷町大地という高台だけがポカンと島のようになっていたといいます。

しかしこの縄文海進の時期も終わって、徐々に海水がひいていきます。

これは実際に海水がひいた(海水の量が減った)のではなくて、氷期の際に溶けた氷が海水になりましたが、その重みで世界各地の海底面が沈み込み、海底面にある地球の表層(マントル)の陸側が隆起することで、海水がひいたようにみえる、ということになるのだそうです。

つまり、世界中の氷がとけたことによって地球の地形があちこちで変わって、陸上が隆起したり、海水が陸を侵食したりといったことが起きた。

一万年単位でみるとこういったことが地球上で起こっているわけです。

それでこれを100年から1000年単位くらいでみていくと、奈良時代より以前の、2000年くらい前には、大阪中部の河内平野あたりは海水と淡水が交じり合う巨大な汽水域(ラグーン)になっていたそうです。

そして今よりも寒いけれど、それでも比較的温暖な気候が続いて、今度は今から500年ほど前、西暦1500年くらいには、間氷期といって、いわゆるミニ氷河期のようなことになっていたといいます。

このミニ氷河期は1850年くらいまで続いていたそうです。

このミニ氷河期が終わると、現在までちょっとありえないペースで温暖化が進みます。

1000 Year Temperature Comparison

この上の表をみると明らかですが、いちばん最初にみたグラフは1898年から現在までのものでしょう。

それをこのグラフでは1000年くらいから引き延ばしてみているわけですが、そうすると、この百年でどれだけ気温が急上昇しているかということが一目瞭然ですね。

つまりこれが、この百年の気温の上昇ぶりはちょっと自然レベルでは考えづらいといわれるゆえんですが、ともかくそれでも地球は暑くなったり寒くなったりを繰り返しているわけです。

ぼくにはこの温暖化が人為的なものかどうかということを断定することはできませんが、少なくとも青天井に年々暑くなってきているという現象の中で、自分にやれることをやらねばならないという意識で百姓をしています。

それで、ずいぶん大風呂敷を広げてしまった後で申し訳ないんですが、今日話したいことはもっとぜんぜん小さなことです。

週間天気予報は逃げ水になる

こういう温暖気候になると、天気はどんどん極端なものになってきて、雨は降るとなると線状降水帯を形成して人間の生活を破壊する勢いで降ってしまうし、降らないとなると今度はカラカラに乾燥してもなお降らないというようなことになります。

そんな中で、当たり前のことをいいますけど現代文明というのはたいしたもので、宇宙に衛星を飛ばして雲の動きなどをみながら、だいたいの天気が予想できるんですね。

で、だいたい明日くらいまでの天気は当たります。ただ、ここからが現代文明においてなお不安なところで、明後日くらいからの天気に関しては、確度がどんどん下がってくるわけです(笑)

それで、百姓としては一週間先くらいまでの天気をアテにして行動計画を立てるんですが、確か昨日までの天気予報だと、うちのあたりは土日は天気が持つというので、そのつもりで作業計画を立てていたんですね。

ところが、今日になってテレビやインターネットで天気予報をみてると、なんだかずいぶん先までぐずぐずした空模様になるようです。

雨が地中にしみこまないうちに晴れてくれるなら、という作業計画だったのに、この調子でさらに雨が降られたら、一日程度晴れたって農作業ができそうにありません。

ぼくは雨は今のうちだけで、ゴールデンウィークはずっと晴れてるのだろうと思っていたのですが、週間天気予報をみると日曜日だけ晴れて、あとは5月に入るまでぐずついているらしい。

晴れていてほしい、と思って週間天気予報をみると、なかなか晴れてくれないというわけです。

それで、今度は夏に雨が降らないときに、この日は雨が降りそうです、なんて週間天気予報でやってて、それをアテにしてると、いつの間にか雨の予報が消えてて晴れの予報に変わってたりする。

こっちとしては砂漠でオアシスを探す旅人のような感覚で天気予報をみてるのに、肝心の天気予報は蜃気楼みたいになっちゃって、オアシスに近づいてきたぞと思ったら、実は逃げ水だったということになるのです。

つまりわれわれは、明日の天気予報はともかく、週間天気予報をみるときには常に、こいつは蜃気楼のようなもので、あんまりアテになるものじゃないんだぞ、と常に肝に銘じておかねばならないんですね(笑)

そうしないと、天気予報に裏切られたときにがっかりしてしまう。

これ、ほんとうは天気予報は天気を予測しているだけで、ほんとうに天気を動かしているのはお天道さんなわけですが、ぼくらはつい、こういうときに天気予報に向かって怒っちゃうんですよ。

天気予報は何も悪くなくて、いわば「より確率の高い予測をしている」だけなので、ぼくもまた、天気予報をみるときには、確率で考えていかねばならないんですよね。

と、ほら、あれだけ数万年前からの気候の話をしていたのに、結局最後にはこーんな小さな話になっちゃいましたよ(笑)

自分が生活をしているのは、一万年前でも一万年先でもなくて、今この瞬間ですから、どうしても自分の話の中心は、週間天気予報程度の未来の話か、過去の話ということになっちゃう、

というわけ(*´・ω・`)b デスゥ♪

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