ダニアレルギーによるアトピーの原因は静電気だった!

もうタイトルであらかた結論は出ているのですが、あえて順を追って、ぼくの奮戦ぶりを書いていこうと思います。

去年の晩秋からアトピーがひどくなりました。

全身がかゆくてたまらず、掻き傷だらけになり、アトピー特有のかさぶたが治りきらないようなかさかさの皮膚になりました。

病院に行っても、アレルギーを一時的におさえる外用薬と内服薬がもらえるだけです。薬は一時的にかゆみを抑えますが、ほんとうの原因が何かということはわかりません。

ぼくは花粉症も持っていますが、それ以外には以前血液検査をしてもらって、ハウスダストアレルギーがあるということはわかっています。

それ以外のアレルギーがまた発症したのか、あるいは家そのものの問題でハウスダストアレルギーがひどくなっているのか、はっきりしたことがわからないまま、とりあえず原因はダニだと当たりをつけて、いろいろな対策をとることにしました。

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冬の間にとった対策

ぼくが冬の間にしたことを、書き並べてみます。

  • 空気清浄機を購入
  • 家中のホコリというホコリをすべて掃除
  • 部屋の空気を四六時中入れ替え
  • 畳を上げて、畳の裏と床板を掃除
  • 天井裏に掃除機をかけて掃除
  • 壁にアルコール除菌スプレーをかけて消毒
  • 畳にダニアースをしてしっかり掃除機をかける
  • ひんぱんに掃除機をかけてほこりのない生活をする

去年の晩秋から今年の5月までにかけて、ぼくはこれだけの対策をしました。

かなり徹底した掃除をしました。

けれど、一時的に体のかゆみが楽になることはあっても、すぐにまたかゆみがぶり返すことの繰り返し。

もはや、天井板をすべて新しく交換するか、あるいはお金をためて家を引っ越すのが先か、アトピーに殺されるのが先か、とさえ思っていました。

これまでのダニ退治にかけてきた苦労は、「アトピー奮戦記」というカテゴリーでまとめていますので、もしよろしければご覧ください。

そこをみれば、これだけやったのだから治ったはずだ。なんとこれが原因だったのだ、ということを逐一書いています。

けれど、そのすべてが的外れでした。

そして、この一週間で一気にぼくのアトピーの謎が解けたのです。

ぼくはこのアトピー奮戦記だけで半年かけて数万文字の労力を割いていますが、謎が解けるときはあっという間でした。

まず、布団クリーナーを買った

先週、ちょうどAmazonで安かったので、アイリスオーヤマの布団クリーナーを買いました。

この記事を書いているのが5月13日で、クリーナーを買ったのが5月6日のことです。

あの有名なレイコップみたいなやつですが、もう今はこの手の布団クリーナーもどこのメーカーでも出しているようです。

この布団クリーナーはダニのセンサーがついていて、ダニやチリを吸い込むとオレンジ色、その量が多いときは赤色と、ランプが点灯するようになってるんですね。

なので、ダニが多いとすぐにわかるようになっています。

掃除機で取り切れないほこりなどがあるかもしれませんから、このクリーナーを使ってとりあえず継続的に掃除をしてみようと思いましてね。

それで、布団や畳や座布団を掃除してみたんですが、驚いたことに永久にホコリがとれるんじゃないかというくらいセンサーが反応するのです。

どうなってんの? って感じです。

一度きれいにしたところを、2時間ほどしてもう一度掃除したら、もうセンサーがばっちりホコリに反応するのです。

サイクロン式なのでふたをあけてほこりを掃除するんですが、毎日たっぷりホコリだらけ。

信じられません。

こまかいチリとダニがいっぱいのごみを掃除しながら、これは天井から降ってきているのか、外から中に入ってきているのか、いったい何がどうして毎日毎日こんなことになるのだろうか、と思わずにいられませんでした。

少し体のかゆみが楽になってきたので、しつこくしつこく一日中畳や布団を掃除し続けます。

しかしさすがに一日に5回も6回もクリーナーをかける生活をしていると、これを一生繰り返さねばならないのか、と絶望的な気分になりました。

そこでふとぼくは、安部公房の『砂の女』という小説を思い出しました。

この小説の主人公は、何の因果か砂丘の中のアリ地獄のようになっている家に閉じ込められるのです。

その家には女が住んでいて、毎日毎日砂を家からかき出さないと、家が砂に埋もれてしまいます。

そして男と女の奇妙な共同生活が始まる、というのが小説の導入部なんですが、砂をかき出さないといけない毎日と、掃除機や布団クリーナーで一日中ホコリをとり続けなければいけない自分が重なって、なんとも絶望的な気分になりました。

ぼくが住んでいるのは田舎の古民家で、周囲に家はなく、隔絶されています。そんなシチュエーションも少し砂の女の世界観に共通するところがあって、なんというか、正直いって、逃げ出したくなりました。

それにしても服がダニだらけなのはなぜだ!?

この布団クリーナーのすごいところは、ダニがいることがランプで可視化されることです。

そしておおむね、ぼくがかゆいなと思ったら、センサーもやっぱり同じところで反応してランプがつくので、これは相当感度がいいようです。

しかし畳もきれいにしているし、布団もきれいにしているのに、なぜかアトピーの状況が改善しないんですね。

それで思いついたのが、服にもダニがいるんじゃないかということでした。

つまり服のホコリをしっかりとっていけば、アレルギーがなくなるんじゃないかな、と思ったわけです。

それで毎日服にクリーナーをかけるんですが、やっぱりセンサーが反応するんですよ、これが。

きれいになった服を着るとやっぱり快適で、さらにかゆみが減るんですね。

ここにきてようやく、明確な改善の兆しが見えてきたんですが、疑問点がひとつ。

服を着てしばらくすると、またかゆくなるんです。

それで、クリーナーをかけると、なんとまたセンサーが反応して、ホコリが出てくるんです。

なんじゃこりゃ?

どうなってるの、これ。ぼくの体内からホコリが湧いてるのか?

どうして服からホコリが永久機関のように増えてくるのだろう。

そういえば、椅子の座布団も、一時間おきに布団クリーナーをかけるたびにセンサーが反応するんですけど、これもダニが永久繁殖してるのでしょうか。

しかしいくらなんでも、そんなことであれば、昔のぼくはどうしてこの家で平気で暮らせていたのでしょうか。

何かがおかしい。

絶対に、何かがおかしい。

でも、何がおかしいのかわからないまま、服にクリーナーをかけて、それを着ようとすると、

バチッ!!

静電気です。

クリーナーをかけた摩擦で、服に静電気がたまってたんですね。

それで、ふと何気なく、パソコンで検索してみたんです。

「ダニ 静電気」と。

これが解決の糸口だった

静電気がダニを引き寄せるなんてことがあるのでしょうか。

たとえば、原木しいたけに雷が落ちると、しいたけがよく上がるのだそうで、同じように田んぼに雷が落ちると豊作になるのだそうです。

電気にそういう、何かおかしな作用があるのだとすれば、静電気がホコリを引き寄せるということも……でもさすがにそんなことないよなあ。

と思ったら、なんとほんとうに静電気はホコリを引き寄せるというのだから驚きでした。

それがわかったのは、NHKのガッテンのホームページです。

このページでは、家に出てくるホコリは壁からきていることがある、という話でした。

ホコリが壁にくっつくパワーの正体は、「静電気」。家の中は、風が吹くだけでも摩擦によって静電気が起きてホコリがくっつきます。壁などのホコリはやがて成長して床に落ち、床にある大きなホコリ の原因の一つになっています。

そしてこの情報以上に参考になったのが、「ガッテン流除電ぞうきんの作り方」なるものでした。

  1. 指定の濃度で、水に柔軟剤を入れる(※洗濯機で洗っても可)
  2. 洗ったぞうきんを浸す
  3. ぞうきんをしっかり乾かす(※ぬれていると、ふいた物に水分がつきホコリが吸い寄せられてしまいます)
  4. 月1回程度、床や壁、棚などを、さっとなでるようにふく

なんと、柔軟剤が静電気を取り除くというのです。

え、柔軟剤って服を柔らかくしたり、最近のだと匂いをつけるためのものじゃないの?

実は柔軟剤に含まれている界面活性剤に、除電作用があるらしいんですね。

ぼくは今は一人暮らしだし、別に衣服が柔らかくなくてもいいし、前に買った柔軟剤の匂いが好みじゃなくて、あんまり匂いがきついと野良仕事しててスズメバチなんかに狙われるといやだから、もう洗濯洗剤だけでいいやと思って柔軟剤を使ってなかったんですよ。

で、いつくらいから柔軟剤を使ってなかったっけ、と思い返すと、これが去年の秋ごろなんですよね……。

うわぁ、タイミングどんぴしゃだ。

アトピーの原因は静電気だった

それで、慌てて柔軟剤を入れて洗濯して乾燥させて、除電効果のある服を着ること二日。

なんと、いっぺんにかゆみが治まって、皮膚の様子が明らかによくなってきました。

もうこれは、確定です。

柔軟剤で衣服の静電気がおさまったことで、アトピーが治ったのです。

しかしこれ、柔軟剤で除電したからアトピーが治ったのと同時に、柔軟剤を使わないことの悪影響のほうが大きいですね。

  1. 柔軟剤を入れずに服を洗濯したことで、服に静電気が発生していた
  2. 服の静電気にホコリが吸い寄せられていた
  3. 静電気の発生した服を着ていることで、その周囲一帯にもホコリが吸い寄せられていた
  4. じっとしているとハウスダストまみれになって、アレルギーが起こっていた

というものです。

だから、ぼくのまわりにはいつもクリーナーが反応していたし、座布団も畳も布団も、しょっちゅうクリーナーをかけてもすぐにホコリがたまっていたのです。

風が吹けば桶屋が儲かると言いますが「アトピーが柔軟剤で治る」というのはほんとうに、自分でもいまだに何という因果だろうと思います。

あれだけかゆみに耐えて、道具をそろえて掃除をして、悩みに悩んで結局、柔軟剤ひとつで問題が解決してしまったのです。

もしぼくと同じようなハウスダストアレルギーの方には、「柔軟剤はハウスダストアレルギーの人にとってはとても大事ですよ」ということを声を大にしてお伝えします。

ぼくみたいに柔軟剤を使ってないという人は少数派かもしれませんが、こんなこともあるという希少なケースとしてご笑覧いただければ幸いです。

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