秋も深まり、睡眠時間がどんどんずれて、怠惰な生活を送るようになってます

さあ、いよいよ惰眠の季節がやってまいりました。

このところ出荷できる野菜が途切れてしまって、農閑期にさしかかってるんですが、そうなると朝に早起きする理由がなくなっちゃって、いっぺんに起きる時間が遅くなってくるのです。

今でも朝6時にアラームが鳴るようにセットしているし、これまではその時間に起きてたんですが、これが起きられない。

朝寒くなってきたというのもあるんですが、それにしても、起きる必要がないということを頭がわかってしまっているので、アラームを止めたらそのまま「あともうちょっと寝よう」といって寝てしまうんですね。

せっかく根付いた習慣なんだから早起きすりゃいいのに、という気もするんですが、なんの用もないのにいちばん寒い時間帯にボーっとしてる意味がない、という理屈で二度寝する。

朝早く起きるというのは、習慣を形成するにはいいことのはずなんだけど、必要に迫られなければやろうと思わないんですね。

ぼくは典型的な「明日やれることは明日やる」タイプの人間だと思います。

それで、冬が深まってくると、ぼくの場合どんどん寝る時間と起きる時間がずれてきます。

最終的には明け方まで起きて、昼前まで寝る、というようなリズムになってくるんですが、そうするともう、夜の12時までに寝ても寝られなくなってしまいます。

6時間も寝る時間がずれると、それを戻すにはかなり努力が必要になってきて、それもやっぱり必要がない努力はしないので、ずれたらどんどんずれっぱなしになる。

ところで、ものすごくうろ覚えで申し訳ないんですが、作家の安部公房はいかにも偏屈な理系らしい実験精神をお持ちで、ぼくと同じように睡眠時間が定まらない中で、このずれを解消するために一日を24時間と区切るのをやめて、独自の時間で生活するようにしたそうです。ところがやっぱりそんなことは続かず、結局イヤになってやめてしまう。

なんだかそんなエピソードがあったよな、と思ってネットをあれこれ検索してみたんですが、よくわからない。安部公房が絡んでいない第三者の対談だったような気もするし、安倍公房自身が語っていたような気もするのだけど、そのあたりもはっきりしません。

そもそも睡眠時間のずれを解消するのが目的だったのかどうかもはっきりしない。きわめて漠然とした記憶です。

ただ、あのエピソードを読んだときに、睡眠時間がずれるというのはぼくにだけ起こっているわけではないのだな、とほほえましく思ったことと、あんまり小手先で睡眠リズムをどうにしかようと思っても変えるのはむずかしいものなのだな、と思ったのを覚えています。

というわけで、どなたかもしこの安部公房のエピソードについてご存じでしたら、ご一報ください(笑)

話を戻しましょう。

そんな感じでどんどん睡眠時間がずれてくることで、困ることもあります。

だいたい田舎の人というのは、なぜだかわからないけどみんな早起きなんですね。不思議なくらい早起きで、そのぶん夜は8時にはもう寝てるなんて人がざらにいます。

年寄りばかりだからいよいよその傾向は高く、朝の7時半くらいなら人の家の呼び鈴を押しても大丈夫というような意識があるようです。

こっちは睡眠時間がずれてるのに、なんたる迷惑な話だと思いますが、田舎では朝起きるのが遅い人は怠け者だというようなレッテル貼りをする人が多く、当人は迷惑なことをしているという自覚がない。

こればっかりは田舎にいる以上、田舎のルールに合わせなければならないようです。

ところが逆に、夜の8時半くらいに所用で人の家に連絡したりすると、「もう寝よう思ってるのになんじゃいな」と露骨にイヤな返事が返ってくることもあるそうです。

それもまた田舎の常識で、ようするに田舎というのはおおいに全体主義的で、常識に合わせて行動するのが正義であるという意識が強い。

そういう中で夜型の生活を敢行するというのは、他人から「あいつはナマケモノだ」と後ろ指をさされることをよしとしなければならないわけで、それはそれで困ったことなのです。

困ったことなのだけど、必要もないのに寒い朝に無理やり起きるといようなことはなかなかできません。

そういえば、最近睡眠リズムについてご近所さんと話をしたことがあるんですが、「それはあんたが元気やからや」と言われました。

ご近所さんいわく、「あんたが元気やから、夜遅くまで起きてられるし、朝遅くまで寝てられるんや。年をとると小便も近くなるやろ。それで、うとうとしてると尿意で目が覚めて、トイレにいく。年がいけばいくほど、何回も小便で起きて、もうそれで目が覚めてしまうんや。だから年をとったら自然と早起きになる」ということでした。

ホンマかいな?

でも、年を取ると自然と早寝早起きになるということはよくうかがう話ではあります。ぼくもおなじ人間としておなじわだちを通ることができるのかどうか、今の段階では疑わしいところですが、おなじ人間だからやっぱり早起きになるのかもしれないなあ。

でも実際のところは、ぼくが独り身で、家族の制約を受けることのない暮らしをしてるから、こんな睡眠リズムでいられる、というのがいちばんの理由のような気がしますけどね(笑)

というわけで、中年のぼくはまだまだ元気ということで、晩秋の折、どんどん怠惰な冬眠生活に向かっている次第です。

レクタングル大広告




よろしければシェアお願いします!

レクタングル大広告