ブログはじめて一か月で1万円の収益! とかまずムリだし参考にならないし、カモにされかねないという話

ネットで収益を得ることを「マネタイズ」というそうです。

ただそういう言葉を好んで使っている人でいままでろくなのに当たったことはないんですけどね。

で、ブログでマネタイズをなさってる方がほんの数か月で月収ウン十万円稼ぎましたというような話は、もう河原の石っころくらいあちこちに落ちてます。

ブログを書くのに参考になるかと思って読んでみるんですが、結局聞かされるのは長ったらしい儲け話と自慢話です。だいたい話の筋としては以下のようなものが多いですね。

  1. 1日1記事でブログをはじめたら一か月で1万円稼げました!
  2. もうちょっとやり方を変えてみたら3万円稼げました!
  3. 半年で月収10万円になったんですよ!!
  4. いまのわたしは月収100万円に届こうとしています!!
  5. でも諸先輩はもっとハイペースで稼いでます!!!
  6. もっと詳しく知りたい方は、こちらへ!←といってメルマガ登録に持ち込む

まあ、まずこんな話を鵜呑みにしてたらブロガーなんかやっとれん、ということだけは言えます。

彼らはきっと、がんばってるんだと思うんですよ。なぜならこの手の話題でGoogleの検索トップ周辺に掲載されるだけでも、あらゆる点で努力してるはずなんです。

でも彼らはその努力については書いておらず、あたかもラクして金儲けできるかのようなことを書いてる。

当然ブログの世界もピラミッド状のヒエラルキーが存在しますから、なんでもかんでもすべてのノウハウを教えてしまう人はいません。

しかしどうも複数のこの手の人たちの話を読んでみると、隠れたところでけっこうお金を使ってるみたいですね。

ある程度スタートダッシュをかけるために相応の投資をしていて、われわれにはそこの部分をすっ飛ばして収益だけを記事にして書いてるようです。

そりゃ初期投資で優良な被リンクのおおいオールドドメインを取得してから始めるとか、ほかにもなにかコツがあるのでしょうけど、そういった方法を使えば「一か月目でいきなり一万円」も可能でしょう。

でもふつうに新規でドメインを取得して、Wordpressでコツコツと記事を書いて、一か月目で広告収益1万円とか、個人レベルではなにをどうひっくり返してもあり得ません。

ありえない話をありえるかのように書くということは、彼らは最初から初心者にウソを教えて釣ろうという目的でああいった記事を書いているということになります。

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そうすると、彼らの書いている基本的な事項もすでに意味を持たない可能性がある

これ、おおいに問題なんですよ。

彼らはそこらによくあるブログの教科書のようなことを書いています。

たとえば、タイトルに工夫をしようとか、見出しと見出しの間には500文字はほしいとか、ブログは論点をひとつに絞ったほうがいいとか、逆にいろいろ書いてみたほうがいいとか、そういったブログを書く上で初手の部分のことです。

でもこれ、もうすでにあんまり意味を持たなくなってきてるんじゃないかな。

というのも、社会全体のブロガーの数を考えれば、さっきいったピラミッド構造はどんどん下が大きくふくれてくるわけですが、頂点近くの座席の数は変わりません。

ブロガーが1万人から10万人に増えても、グーグル検索のトップページに表示される記事の数は変わらないのです。

つまり、みんな基本的なことは守っているけど、それはどんどんだぶついてくるピラミッド底辺ですら当たり前の所作なので、そんなことを教えたところで彼らにとっては痛くもかゆくもないわけです。

ちょっと別の話でたとえてみますけど、会社の社長が「わたしはこれだけ儲けてるんですよ!」と自慢するとしましょう。これ、ブロガーが収益を自慢してるのとおなじだと思ってくださいね。

それで、みんな会社の社長のように稼ぎたいと思ってノウハウを伺いに群がるわけですが、この会社の社長は、社長になるにはどうすればいいのかを教えるのではなくて、会社勤めの基本マナーを教えるんですよ。

それで多くの人は、会社の勤め方を知って、それをコツコツやっていれば、いずれ社長になれると思いこむというわけです。

でもそんなことは無理でしょう。まして一か月やそこらで社長レベルの稼ぎを、平社員が得られるわけがない。

最悪おかしなセミナーみたいなのに入会してどうこう、なんてことをやってしまうと、何段階か経たところで最終的に金をむしりとられて、実質的なカモにもなりかねません。

彼らは決して社長面をして近づいたりはしません。おなじ背丈の友達のようなそぶりで近づいてきます。

彼らの持っているほんとうのマネタイズの技術は、結局のところブロガー個人としての書く技術よりも、「人を転がす」ところにあるのだろうと思います。

そういうところを理解すると、われわれのようなひたすら書くことが本筋の零細ブロガーがほんとうにやるべきことが見えてくると思います。

サステナブルな運営を心掛けること

人を転がして金儲けしよう、というのは、たとえばブログの記事を外注に頼むというようなこともそうでしょう。あれはブログを書くのが目的ではなく、ブログで金もうけすることが目的になってるからそういうことをするわけです。

儲け話のセミナーに参加してくれる人を探すというようなことも、本来ブログを書くという行為とはまったくはずれています。

結局「一か月目からこんなに収益が!」というようなブログ運営をしようと思うと、ブログを書くということとは別の、人を転がすことばかり考えなければならなくなります。

で、おそらくここを見てくださってる大多数のブロガーさんは、そういうことだったのかと膝を打つ人もあれば、じゃあどうすればいいのか、と思う人もあるのではないかと思います。

個人的には、われわれ零細ブロガーは結局サステナブル(持続可能な、長期的な)な運営を心掛けて、長い目でみるしかないと思ってます。

ぼくの場合は不器用ですから、20年計画です。

60代になるころに、基礎年金くらいの収益が得られるところを目指しています。

おそらくそのあたりまで視線を伸ばしていかないと、ラクな姿勢でブログを続けていくのはむずかしいと思います。

インターネット時代になって、だれもが発信者としてじぶんを表現できるようになりました。

そんな中で、あらゆる特性の人がのびのびと翼を広げてブログを楽しむためには、あんまり短期的な金儲けということにこだわらないことと、ノウハウにあまり強くのめりこまないほうがいいんじゃないかと思ってます。

もちろんみなさんはぼくの考え方はぼくの考え方として、参考程度にとらえられるとよいと思います。

ほんとうにまわりには、なんの小細工もなしでブログを一生懸命書くだけで、ぼくが20年かけて目指している収益を1年ちょっとで達成しているような人もいますから、これはあくまで不器用で、石橋をたたいて壊すタイプのぼくが考えていることです。

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