(´・∀・)p[☆。・:+こんにちゎ*:+:・゚☆]q
昨年末に田舎に移り住んで以来、仕事の環境をよくするために、知恵を絞りだしてます。
会社にいればこういったことは福利厚生の一環としてトップダウンで進められることになるのでしょうけど、ひとりで百姓やってる以上、自分という社長が自分という働き手のためにやらねばならないわけです(笑)
お金に余裕があるのなら、頭使わなくてもプロに全部お任せでいいんでしょうけど、いかんせん貧しい中で切り盛りしているわけで、できるだけ無用な出費は抑えたい。
そうすると、頼れるのは自分の知恵のみなのでありマ━d(´Д`●)━ス!!!
お金が出せなければ、知恵を出せばいいのですよ。
さて、そんなわけで、今回は知恵を絞ってこんなものを作ってみました。
野菜洗い桶を置く台
先日、こんな桶を買いました。
桶の横の部分からホースを固定することができて、底に水を抜く栓がついているというスグレモノ。
水が120リットルも入るのですが、ネットでこの商品のレビューをみたところ、なんと簡易の風呂として利用してる人もいるとのこと。
赤ん坊のたらい風呂の大人版みたいな感じ?( ・∀・)
ぼくは百姓をしてるので、風呂としては使わず根菜などを洗ってから出荷します。
で、これまではコンクリートを練るのに使うトロ箱を野菜を洗う桶がわりに使ってたんですけどね。
やっぱりトロ箱はトロ箱です。
用途が違うので、細かいところで取りまわしづらいんですよ。
水を抜く穴がないので、大量の水をトロ箱を持ち上げて力任せに捨てなきゃならないし、洗い終わった後、中の泥を洗い流すのもたいへんです。
ホースを固定する場所もありませんから、太いワイヤーを利用して何とか固定していました。
このままじゃいかんよな、と思ってはいたので、今回思い切って新調することにしたわけです。
屋外用のシンクは、サイズが小さい
いわゆるガーデンシンクというものがあります。
台所のシンクだけを独立させたようなものですが、だいたい6000円から10000円超くらいの値段で売ってます。
ただ、どれもシンクの容量が小さいんですよね。
軽くて持ち運びに便利だと思うんですが、今回購入した洗い桶の半分くらいの大きさで、これではちょっと出荷する野菜を洗うには手狭すぎます。
それに剛性もちょっと心もとない。
おそらくこれは、キャンプやガーデニングなどでごく簡易に使うことを想定しているのでしょう。
というわけで、ぼくはこんなものを作ったわけです。
じゃじゃ~ん
……
ってほどのモンでもないか(笑)
でもこれがあれば、ちょうど腰の高さで野菜を洗うことができますからね。
洗い桶を地面に置いたまま、かがみ姿勢で野菜を洗うより、はるかに体が楽です。
足場として人の体を支えることができる剛性がありますから、120リットル(120kg)の水が入っても、余裕で支えることができます。
台が洗い桶より高い件
これ、以前、離れの内装で砂漆喰を塗るときに使った単管パイプを利用して、台を作ったんですけどね。
1mの単管8本使ってるので、一本500円かける8本で4000円。これに直交クランプも8本で、168円かける8本で1344円。
合計5344円。
洗い桶買った値段より高くついてる・゜・(PД`q。)・゜・。
まあ、洗い桶の台にするためだけに単管を買うのなら、ちょっとためらいますけども、すでに以前壁塗りの足場でもお世話になっていますし、単純に価格だけみて決めることはできません。
この単管はばらせば別の用途で使うこともできますし、いろいろつぶしがきくのでね。
また足場にしたいときには足場にすればいいのだし、使い道は本当にいろいろで、たまたま今回は洗い桶の台になった、というわけです。
洗い桶の台の作り方
こんな感じで、まずは床に単管を並べて、桶の大きさに合わせて片側のパイプを組み立てます。
筋交いも使わないシンプルな構造ですが、これくらいの高さなら、クランプをしっかり固定すれば、単管がぐらつくことはありません。
クランプをしっかり締めながら、倒した状態で全部組み上げちゃいます。
で、持ち上げるとこんな感じになります。
ちなみに、クランプを締めるときに、こんなトルクレンチがあると超便利!
このレンチは19mmと17mmのボルトに対応してるんですが、単管のクランプも17mmのボルトで、うちの場合はトラクターの爪を留めているボルトも17mm。
トルクレンチ、いろんな場面で大活躍してます。
で、本来こういう台は、傾きなどをしっかり調整して、ゆがみのないようにするんでしょうけど、ぼくの場合はこのへん大雑把で。基本的に手尺ではかりながら組み上げて、最後にがたついてるところがあれば、高さを変えて対応(笑)
プロの方のため息が聞こえてきそうですけど、気にしなーい(・∀・)
というわけで、組み上がり。
洗い桶のちょうどいい高さや、がたつきなどを調整しながら組み立てて、所要時間は1時間ほど。要領がわかったので、次にまた同じ作業をするときは、30分ほどでできそうです。
怪我をしないように
さて、最後に、単管パイプで意外と危ないのが、先端部分です。
刃物とまではいきませんけど、むき出しのまま放っておいて、ちょっとしたことでこの先端に手を強く当ててしまったりしたら、かんたんに肉がえぐれるくらいの傷にはなりそうです。
それで、この怪我を予防するためのキャップも売られてるんですが、ひとつ45円します。
これはまあ、わざわざ買うほどのこともないでしょう。
こんな感じで使い古しの発泡スチロールを詰めておいて、その上から、ビニールテープを巻きつけます。
はい、これで不意に手を当てて大けがをする、というようなことはないでしょう。
というわけで、これでいちおう台は完成しました。
課題点
この画像見ていただければわかると思うんですが、桶を支えてるのが、側面の4本のパイプだけなんですよね。本来桶の重量を支えるべきなのは底部ですから、底を支える台がほしい。
とはいえ、いったんはこれで出来上がりということにしておきましょう。
洗い桶の底部を支える件については、またいいアイデアができたらお伝えします。
というわけで、いろいろ応用のきく洗い桶の台を単管でDIYしてみた、という話でございました。
では、また!