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一般的に台風は反時計回りになるといいます。
ですから台風が直撃するという場合、台風の中心から東側にあたると強い暴風にさらされます。逆に西側になると、若干風の勢いは弱まるようです。
では、台風が通過するときに、いちばん被害が少ないのはというと、ド真ん中を通過することなんだそうな。
要は東側でも西側でもなく、台風がいちばん強まるときには台風の目に入ってしまう、というのが台風被害が最も少ないというのです。
で、気象庁によると、今回の台風の現時点での進路予想はこんな感じです。

台風は当地のド真ん中を通過するようです
この調子だと当地では、台風が完璧にド真ん中を通過します。
近畿をそのまま狙い撃ちするように縦断する見込みで、この場合被害がもっとも大きくなるのは中部地方。
太平洋で巨大に育った台風の東側の、いちばん強いところがそのまま中部地方に当たるわけで、今回の台風は伊勢湾台風に似ているといわれるゆえんです。
ただ、伊勢湾台風の場合は本州に近づくにしたがって勢力を伸ばしていったという経緯がありますが、今回の台風21号は太平洋上で少しずつ勢力を落としています。その点では伊勢湾台風とルートは似ていますが、同じではありません。
まあいずれにせよ、当地も台風の暴風域にばっちりはまっていますから、まったく油断はできません。
それにしても今年は自然災害の「大当たり年」です。うちではもう3回も台風対策で獣害用のネットが台風で傷まないように外したり、トタン屋根が吹き飛ばないようにロープで固定したりといったことを繰り返しています。
それでもこれだけ災害が続くと、どうしても被害が出てしまって、出費がバカになりません。
もちろん天に唾したところで自分に返ってくるだけですが、ぼくだけでなく多くの方がもううんざりなさっていることでしょう。
しかしそれでも、まだ被害がこの程度で済んでいるのは現代に生きているからだと思います。
水路や護岸工事などのインフラや、天気予報が発達していなかった昔だと、今年のように自然災害が連続した場合、未曽有の大被害をもたらしたのではないかと思います。
【後日談】大阪ではこの台風で大災害に見舞われました
この記事を書いて数日後、大阪ではたいへんな台風災害に見舞われてしまいました。
台風による強大な低気圧が海水の潮位を上げたことで、想定を超える高潮が津波のようになって大阪湾の湾岸部を襲ったのです。
大阪湾の港湾部には関西空港や、第三セクターの施設があります。これらが甚大な被害をこうむったのです。
関西空港では連絡橋にタンカーが衝突し、橋桁が破壊されてしまい、空港では多くの人が取り残されてしまいました。
六甲アイランドではフェラーリの正規販売店があったのですが、このフェラーリが51台海水に浸って全損してしまったといいます。
テレビをみていると、淀川の筋を渡る車が風にあおられて横転したり、各地の建物の壁や屋根が吹き飛ばされていたり、大人が風に吹き飛ばされてしまったり、自然の猛威におぞけだつような光景が広がっていました。
ぼくの実家も大阪にあるのですが、被害を確認してすぐ親に連絡したところ、身内には幸い被害はなかったものの、家のすぐ近所の工場のトタンが吹き飛ばされて、身近なところで台風の被害を目の当たりにしたといいます。
大阪では近年こういった台風被害がなかったことから、想定外の事態に対応しきれなかった部分もあったのだろうと思います。
大都市圏での災害ということもあって、おそらく家屋の修復が必要なところなどでは、当面人手が足りない事態にもなると思いますが、台風そのものの被害よりも、そこからの復旧までの長さのほうが苦しいといったこともあろうかと思います。
今年はほんとうに各地で絶え間なく自然災害が起こっているといった状況で、どうしようもないことだとわかってはいるのですが、気分はどうしても沈んでしまいます。
もう、これで秋に向けて天気が落ち着いてくれることを祈るばかりです。